段々と夫に吠えることも無くなり、間違って吠えてしまった時のバツの悪そうなお顔は、それはそれは可愛らしく愛嬌のあるものでした。最近では、『おはよう!』と吠え、『お帰り!』と騒いでいました。
そんな夫にワッフルは、直談判に行くことがありました。音絽やLanaは決してしません。ワッフルだけです。なにを訴えているのか、はたまた注意しているのか、『ぎゃうぎゃう!』と、とてもお小さい彼女がとても大きい夫に訴えている姿。夫に『小さいくせに生意気だぁ!!』と言われると一目散に逃げ出す姿。
でもね、お察しの通り、めげないのです。
彼女は逃げ出しながらも、こんな風に言っていたに違いありません。
こんな時には、私達は彼女を『ワッフルばあさん』と呼んでいました。
10月14日プレゼントして頂いたモコモコのつなぎを着たワッフルです。写真に納まっている最後のプリプリな立ち姿です。
暖かなお洋服にご満悦の様子でした。
色々な表情を見せてくれました。
ワッフルは、沢山のことを私達に伝えるために、我が家にやってきてくれたのだと思います。
ワッフルは、私の為に10月16日まで頑張ってくれたのだと思います。その日と決めたのはワッフル自身だったのだと思います。まるで何もかも整えられたかのようでした。
(まだ、その日のことをあまりお伝え出来ませんが)私は、ワッフルを独りで逝かせてしまった悲しさの余り嗚咽を吐き続けていると、夫が『Lanaの頭の毛がワッフルの血に染まってるよ。』と言ったのです。『独りではなかったのよ。』と伝えてくれたのですね。音絽とLanaがちゃんと見届けていたのですね。『だから泣かないで』と。自分達に私達の意識を向けようとする異常なテンションの音絽とLanaはワッフルに私達のことを頼まれていたのでしょうね。
助け出されたことへの感謝からでしょうか、皆さんからの強い大きな愛情に応えたくてでしょうか、我が家に来てくれてからワッフルが最後の力を振り絞って私達に伝えてくれたものは、受け取る人によってそれぞれ違うはずです。
助け出されたことへの感謝からでしょうか、皆さんからの強い大きな愛情に応えたくてでしょうか、我が家に来てくれてからワッフルが最後の力を振り絞って私達に伝えてくれたものは、受け取る人によってそれぞれ違うはずです。
皆さんからワッフルへ『忘れない』『大好き』『ありがとう』など沢山の言葉を頂きましたが、頂いた言葉とお気持ちこそをワッフルは皆さんへ伝えたかったのではないか、、と感じています。
小さくて大きな天使さんは、沢山のお花の香りで花の精になれたはずです。道端でお花の香りを感じたら、その時は応援してくださった皆さんにワッフルが寄り添って笑っていると思って頂ければ幸せです。
祖母に人は二度死ぬと教わりました。肉体の死と記憶から忘れられる死とです。ワッフルに二度目が訪れることはなさそうです。皆様のお気持ちに心より感謝申します。
ご承知のように、ワッフルで終わりではありませんね。これからもどうぞCATNAPをはじめ放棄犬保護犬へのご理解とご支援賜りたくお願い申し上げます。